警察の落とし物検索システム「動物は写真添付を」 維新・串田氏が提案 | トピックス

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2023年4月25日 カナロコ by 神奈川新聞

 

 日本維新の会の串田誠一氏(参院全国比例、神奈川県連所属)は25日の参院環境委員会で、警察の落とし物検索システムへ動物の写真を添付可能にするよう提案し、「落とし主の捜索が容易となり殺処分を防げる」と述べた。

 

串田誠一氏(資料写真)

串田誠一氏(資料写真)© カナロコ by 神奈川新聞

 

 同システムは全国の都道府県警察が導入しているが写真は添付されておらず、警察庁の谷滋行総括審議官は「所有者しか知り得ない情報を保護して照会を容易にするため」と答弁。串田氏は「動物の特徴を口頭でやりとりするのは難しい。大事なペットであれば飼い主は必ず写真を持っている。照らし合わせで捜索や確認が容易になれば警察も手間も省ける」と訴えた。

 

 答弁などによると、遺失物法では警察に届けられた犬や猫について2週間の保護を定めているが、署から動物愛護センターに委託された場合は期限対象外となり、「2週間」より前に殺処分されるケースもある。

 

 串田氏は「警察現場の負担が大きいことを踏まえ、せめてセンターに委託した場合は最低限2週間の期限を守るような制度を設けてほしい」と求めた。