2023年4月9日 岩手日報
県と盛岡市が共同整備する動物愛護センター(仮称)は、2023年度にも基本計画の策定に着手する見通しとなった。候補地選定が難航し構想から5年を要したが、整備に向けた動きがようやく本格化する。動物愛護の普及啓発や犬猫の保護・譲渡の拠点で、同様の施設がないのは東北で本県のみ。多頭飼育などが問題となる中、早期の運用開始が待たれる。
県によると、22年度は懸案だった候補地について市と複数回協議。絞り込みは最終段階に入った。県か市の未利用地とし、利便性や災害時の動物救護活動の機能、財政負担などを踏まえて調整を進めている。当初は21年ごろをめどに整備を目指すとしていた。