2023年3月21日 中央日報
残酷な手法で伴侶犬18匹を殺した40代が懲役1年6月を宣告されると検察が控訴した。
全州(チョンジュ)地検群山(クンサン)支庁刑事第1部(部長検事オ・セムン)は21日動物保護法違反容疑で起訴されて懲役1年6月を宣告されたA被告(42)に対して控訴状を提出した。控訴理由は量刑不当だ。
検察は「被告人はシャワーで伴侶犬に多量の水を飲ませて気絶させるなど残酷な行為を犯した」とし、A被告がマンションの花壇に埋葬した伴侶犬の死体を他の場所に移して証拠隠滅を試みた点や一部犯行を否定するなど捜査過程で非協調的な姿を見せた点、公判過程で心神耗弱を主張して真剣に反省している様子がない点などを根拠に挙げた。
また「ストレス解消という犯行動機に非難するほどの事情があり、被告人に愛玩犬を譲った人々が判決宣告後にも厳罰を望んでいる」と控訴の理由を説明した。
これに先立ち、A被告も1審判決に従わず17日に控訴状を提出した。A被告は「刑が重い」という趣旨で控訴した。
A被告は2020年10月から1年余りの間に伴侶犬21匹のうち18匹を殺して3匹に深い傷を負わせた容疑で起訴されて裁判所から実刑を言い渡されて法廷拘束された。
A被告は多量の水を飲ませて気絶した伴侶犬を起こして繰り返し水を飲ませたほか、精神科の薬を無理やり飲ませたり、熱湯をかけて火傷を負わせたり、鋭い物で伴侶犬3匹を傷を負わせたりしたことが分かった。