2023年3月15日 共同通信
アンモニア臭が基準値を超える劣悪な環境で犬209匹を飼育したとして、大阪府警は15日、動物愛護法違反の疑いでブリーダー橋本千代子容疑者(57)=同法違反罪で起訴=を追送検した。
捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、悪臭下の飼育を犬への虐待とみなし、同法違反容疑を適用するのは珍しいという。
府警は昨年11月、橋本容疑者が営む大阪府寝屋川市の犬繁殖施設を家宅捜索した際、臭気を測定。
悪臭防止法で定める規制基準の上限5ppmを大幅に超える40~130ppmを記録した。
追送検容疑は同月8日、アンモニア濃度が著しく高い環境下で犬209匹を飼育した疑い。