杉本彩が〝動物虐待〟を告発し続けるワケ「やりたくてやってるわけではないですけど…」 | トピックス

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2023年1月18日 東スポWEB

 

飼っていた子猫2匹を殴って殺すなどしたとして、動物愛護法違反などの罪に問われた大阪府泉佐野市の男子大学生の被告(22)の判決で、大阪地裁(渡部市郎裁判長)は17日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 

被告は2件の痴漢行為で府の条例違反にも問われており、渡部裁判長は「それぞれ重みのある事件と受け止めてほしい。同種の犯罪を犯せば、次は実刑を覚悟してください。二度とこのようなことのないよう気を付けてください」と厳しい口調で諭した。

 

この事件で告発状を提出したのが、タレントの杉本彩が理事長を務める公益財団法人動物環境・福祉協会Evaだ。

 

杉本は初公判に続いて、判決公判も傍聴。執行猶予付きの判決に「想像通りの判決。初犯ですし、いろんな判例を踏まえたら、それくらいだろうなって感じでした。私たちの感情としては実刑にしてほしかったですが」と語った。

 

杉本が被告に対して厳しい対応を求めるのは、動物保護を続けてきた経験から、虐待事案がより残虐な犯罪へとエスカレートするリスクが高いと感じているからだ。動物虐待をする人は家族にDVを行っているケースも多いそうで、今回の被告も父親に暴力を振るっていたことが明らかになっている。

 

それだけに、杉本は被告に対し「反省すべきだと思います。自分のやったことがどれくらい残酷で罪深いことかをきちんと理解しない限り、本当の反省ってない。それがなければ、彼の未来はないと思う」と断言した。

 

Evaには日々、動物虐待の通報が寄せられている。杉本は少し悲しげに「やりたくてやってるわけではないですけど、やらざるを得ないものがあれば見極めて、意義があれば刑事告発もしていく」と話す。そんなことをしなくてもいい世の中になってほしいものだ。