高さ5メートルの電飾に絡まった巨大なニシキヘビが見つかる | トピックス

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2023年1月11日 Newsweek

 

 

<アミメニシキヘビは主に森林や草原、熱帯雨林に生息するが、市街地にも適応する>

大きなアミメニシキヘビが地上約5メートルの高さにかけられた電飾に絡まり、救助される動画がソーシャルメディア上で話題となっている。

 

シンガポールの動物保護団体ACRES(Animal Concerns Research and Education Society)のメンバーが現場に駆け付けると、体長約3メートルはあろうかというニシキヘビを眩暈のするような高さから救出した。

 

【動画】住宅街の電飾に絡み付いた巨大なアミメニシキヘビ

 

@keel0zがTikTokに投稿した動画で救助の一連の流れを見ることができる。ニシキヘビが道路に落ちてしまわないよう電飾をおろすことで捕獲に成功した。団体の男性と女性がヘビの胴体をしっかりと掴んでカゴに入れる映像も別の投稿で確認できる。

 

アミメニシキヘビは世界でも最大級のヘビで、最長で体長10メートル近い個体も記録されている。東南アジア原産で森林や草原、熱帯雨林を中心に生息するが、市街地など他の場所にも適応することで知られる。

 

ACRESの共同代表カライ・ヴァナンによれば、アミメニシキヘビはシンガポールで"ごく普通に"見られるという。

 

「アミメニシキヘビは広大な(下水)排水網を利用して獲物のネズミがいるところを移動しています」

 

商用のヘビ皮のために狩猟が広く行われているにもかかわらず、アミメニシキヘビは安定した個体数を維持しており、国際自然保護連合(IUCN)は同種を絶滅危惧動物のリストで「低危険種(LC)」に分類している。

 

アミメニシキヘビは無毒だが、巻き付いて窒息させることで獲物を仕留める。人間が襲われることは稀だがないわけではない。人間が食べられたという報告は数多くあり、インドネシアでは昨年、約7メートルのニシキヘビの体内から女性の遺体が発見された。

 

【動画】ヘビの胴体をしっかりと掴んでカゴに入れる隊員たち