2022年9月24日 読売新聞オンライン
秋田県藤里町で劣悪な環境下で犬が多頭飼育されていた問題で、県は23日、保護した56匹のうち新たに2匹を県内の個人2人に譲渡した。4月に6匹が動物愛護団体に引き渡されており、残る保護犬は48匹となった。
県動物愛護センター分所(秋田市浜田)ではこの日、新たな飼い主が講習会に参加した後、2匹と対面。2匹は最初は不安そうな様子を見せたものの、次第に飼い主になじみ、しっぽを振りながら駐車場を走り回っていた。
1匹を引き取った秋田市の会社員女性(50)はこれまで3匹の犬を飼ったことがあり、県のホームページを見て引き取りを決めた。女性は「愛くるしい顔が好き。保護された経緯も含めて受け止めてあげたい」と笑顔を見せた。