山口 サルによる被害相次ぐ 新たに6人襲われけが 計44人に | トピックス

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2022年7月25日 NHK NEWS WEB






サルによる被害が相次いでいる山口市小郡地区では、24日から25日にかけて、新たに6人がサルに襲われてけがをしました。

確認された被害は、今月8日以降、25日正午までに合わせて44人に上っています。

山口市によりますと24日午後5時前、山口市小郡新町で、畑に向かっていた90代の女性の左肩にサルが飛びかかり背中をひっかいたほか、午後9時ごろには民家にサルが侵入し、リビングで寝ていた70代の女性の右足をかんだということです。

また、25日午前11時すぎには、山口市小郡光が丘で、サルがリビングの窓の網戸を開けて侵入し、10歳未満の男の子の左手や額をひっかいて逃げるなど、24日から25日にかけて合わせて6人が新たに軽いけがをしました。

確認された被害は今月8日以降、25日正午までに合わせて44人に上っています。

相次ぐ被害を受けて、山口市小郡地区の小中学校は保護者に対し、部活動などで学校に登校する場合には、できるかぎり保護者が送迎することや、集団で登校するよう依頼しています。

また、山口市は、サルに遭遇した場合は、目を合わせないことや、急に逃げ出したり大声を出したりしないよう呼びかけています。

山口市 伊藤市長「一刻も早く被害広がらないよう努める」

山口市の伊藤市長は記者会見で「けがが軽傷で済んでいるのが救いだが、被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げたい。一刻も早く被害が広がらないよう努めて参りたい」と述べました。

また、対応が後手に回っているのではないかという指摘に対しては「職員は出ずっぱりでパトロールに当たっている。サルは、わなにもかからず、追い込んで捕まえるのも難しく、職員は頑張っていると判断している」と述べて、理解を求めました。