英首相官邸の猫、政局の巻き添えに 次は4匹と同居? | トピックス

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2022年7月19日 時事通信ニュース







【ロンドンAFP=時事】英政府の「ネズミ捕り長官」としてロンドン・ダウニング街10番地の首相官邸に暮らす猫のラリーが15日、ボリス・ジョンソン首相の後任選びをめぐる政局に巻き込まれる事態となった。≪写真は英ロンドン・ダウニング街10番地の首相官邸前でくつろぐ猫のラリー≫


 ブックメーカー(賭け屋)の予想で次期保守党党首の有力候補とされるペニー・モーダント前国防相が、党首選における自身の「最大の弱点」として、ビルマ猫を4匹飼っていることを公表したのだ。


 保守党が公式ウェブサイトで開催したオンラインフォーラムで、モーダント氏は「4匹を首相官邸に連れて行けば、ラリーにとってちょっと問題になるかもしれない」と語った。


 ラリーは10年以上にわたって首相官邸に君臨してきた英政界の「重鎮」。ネズミ捕りの腕を買われ、2011年に4歳でロンドンの動物保護施設からやって来た。


 以来、デービッド・キャメロン氏、テリーザ・メイ氏、ジョンソン氏と、3代にわたる首相を見守ってきた。


 ツイッターで63万5000人以上のフォロワーを誇るラリーの非公式アカウント「@Number10cat」は今月、ジョンソン氏が後任決定後に辞任すると発表した際、「はっきりさせておきたいことがある」と投稿。


 「1、私は『ボリス・ジョンソンの猫』ではない。2、他の首相と同様、ジョンソン氏はダウニング街の一時的な居住者にすぎない。3、私はずっとここで暮らしている。ジョンソン氏が去ってもとどまる。4、厄介ごとが起きているのは確かだが、すぐに終わるだろう」とツイートしていた。

【翻訳編集AFPBBNews】