動物愛護団体 新たな飼い主探しへ ペットショップで放置の動物<岩手県> | トピックス

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2022年6月30日 めんこいテレビ






岩手県奥州市のペットショップで、犬や猫など約300匹の動物が放置されていた問題について、雫石町の動物愛護団体では一部の動物を保護し、新しい飼い主に譲渡できるよう世話をしている。

雫石町の動物愛護団体「動物いのちの会いわて」では、放置されていた動物のうち60匹を保護している。

照井沙也加記者
「こちらが今回引き取られてきた猫たちです。きちんと余裕のあるケージに入れられ清潔な環境で保護されています」

この動物たちが放置されていた奥州市内のペットショップ。
店内で2021年11月に撮影された映像では、床には新聞紙が散乱し、ケージに入れられていない動物もいるなど、適正な飼育環境が整っていなかったことがわかる。


県によると、この店は15年前から衛生面などをめぐり保健所から指導を受けていた。
5月末に閉店した後、店主と連絡がつかなくなり、取り残されていた犬や猫をはじめ約300匹の動物が県によって保護された。

「動物いのちの会いわて」では、そのうち特にけがなどがひどかった犬と猫を引き取り、健康状態を確認したり病院で治療を受けさせたりする世話している。
中には皮膚の病気など回復に時間がかかる傷を負った猫などもいて、元気になるまで世話を続けるという。

動物いのちの会いわて 下机都美子代表
「救済できるところがなかったのかなと、相談できる相手が。そういう意味では残念。一時預かりとか里親の協力とか、早く1匹ずつ丁寧に出せていければ。そのためには皆さんの協力が一番必要だと思う」

「動物いのちの会いわて」では、7月16日と17日に矢巾町で譲渡会を開き、新たな飼い主を探すことにしている。
この2日間の譲渡会については、電話での予約が必要になっていて、019ー691-1770で受け付けている。