パグやブルドッグ、お祝いのカードに使わないで。獣医たちが求めた理由は? | トピックス

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2022年2月15日 HUFFPOST








クリスマスやバレンタイン、誕生日。欧米では記念日にグリーティングカードを送る習慣がある。


そういったカードには動物の画像が多く使われているが、選ぶ時には気をつけた方がよさそうだ。 イギリス獣医師会(BVA)は、パグなど「鼻ぺちゃ」と呼ばれる短頭種の犬や猫たちの画像を使用したグリーティングカードを利用しないよう求めている。


短頭種とは、鼻の長さが極端に短い品種のこと。パグやブルドッグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリアといった犬。そしてヒマラヤンなどの猫が含まれる。

なぜ鼻ぺちゃ品種の画像を使って欲しくないのか


BVAは2018年に、#HugsNotPugs(パグではなくハグを)キャンペーンを立ち上げて、グリーティングカード会社に、深刻な健康上の問題を抱える可能性がある短頭種を、カードや商品に使わないよう求めてきた。
獣医師たちは、「画像は楽しむためのものであるとは思うが」としつつ、短頭種目にする機会が増えることで、病気に苦しむ動物の需要が増えることを懸念している。
BVAのジャスティン・ショットン会長は、グリーティングカード協会やカードブランドに宛てた手紙で、パグなどの画像を使わないように求めた。
「これらの動物は、商品に”可愛らしさ”を加えます。しかし、彼らの見た目は、多くの健康や福祉の問題を隠しています。バレンタインデーは愛を示す日です。品種改良によって苦しむ動物を描いた贈り物やカードをあげることは、愛する人への正しいメッセージとは言えません」