動物園7施設 「飼育員“うっかりミス”あった」 関東甲信越 | トピックス

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2022年2月8日 NHK 首都圏NEWS WEB





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栃木県の那須サファリパークで飼育員がトラに襲われてけがをした事故を受けて、NHKが関東甲信越の動物園などに取材したところ、7つの施設が、過去に事故につながりかねない「うっかりミス」があったと回答しました。


先月、栃木県那須町の「那須サファリパーク」で飼育員3人がトラに襲われてけがをした事故で、現地調査を行った「日本動物園水族館協会」は、飼育員らが基本的な確認を怠るなど人為的なミスがあったと指摘しています。
事故を受けてNHKが関東甲信越のサファリパークと動物園、合わせて12の施設を対象に飼育動物の安全管理について取材したところ、8つの施設から回答がありました。


それによりますと、過去に事故につながりかねない飼育員の「うっかりミス」があったと回答した施設は、8つの施設のうち7施設でした。
中には、「飼育施設のカギのかけ忘れでゴリラと接触し、けがをした」という回答や、「考えごとをしていて動物がまだ中にいる部屋の扉を開けようとしてしまい、ヒヤッとした」といった回答もありました。


日本動物園水族館協会の成島悦雄専務理事は「私自身、40年間、動物園で働いた経験を振り返ってもヒヤリハットはある。そうした人間が犯すミスを事故につなげない取り組みが必要だ」と話しています。