2022年1月1日 時事通信ニュース
【ナイロビAFP時事】ケニアの首都ナイロビ近郊の村で昨年末、ハイエナの群れが人を襲って2人を殺害したとみられている。警察によると、現場はナイロビ東方50キロのカムシ村で、最初の事件は12月27日、仕事から帰宅した男性を約20頭のハイエナの群れが襲った。その翌日、再び村に現れ、警察は「野生動物保護当局と現場を検証したところ(畑に)ばらばらになった人骨、血が付着し破れた服を発見した」と発表した。周辺にはハイエナの足跡が幾つも見つかった。
ケニアでは最近、生息地を狭められた野生動物が人間の居住地に迷い込む事件が相次いでいる。ケニア南部では12月17日、ヒョウが民家に入り込み、当局が保護。ナイロビ近郊では7月、ライオンが住宅地に現れ、大騒ぎになった。
[時事通信社]