7年連続“全国ワースト”動物愛護団体を立ち上げた女子高生 殺処分をなくしたい…【香川】 | トピックス

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2021年12月27日 OHK岡山放送

 

 

 

 

 

 

 

イヌの殺処分数が全国ワーストの香川県で、この現状を改善しようと立ち上がった1人の少女がいます。

 

イヌネコの殺処分をなくしたい。奮闘する少女の思いを取材しました。

 

12月19日。高松市内で保護イヌ、保護ネコの譲渡会が開かれました。

 

中心となって取り組んでいるのが鈴木愛葉さん(15)、市内に住む高校1年生です。

 

(鈴木愛葉さん)

「(イヌ・ネコを)捨てる人もいるし、避妊去勢手術をせずにエサをあげることで、どんどん赤ちゃんが生まれることもある。無責任な人が減ってほしい」

 

近年、香川県内では、イヌやネコの殺処分数の多さが深刻な問題となっています。

 

特にイヌの殺処分数は7年連続で全国ワーストです。

 

この現状を何とかしたいと、2017年、愛葉さんは、小学6年生の時に動物愛護団体ワンニャンピースマイルを立ち上げました。

 

(鈴木愛葉さん)

「チラシを作って配るなど、最初は少しずつ活動していたが、メンバーを集めようということになり、(団体に)名前をつけて本格的に活動を始めた」

 

この4年間で少しずつ仲間が集まり、現在、団体では、小学生から高校生まで15人が活動しています。

 

(鈴木愛葉さん)

「(Q.今、何を書いている?)譲渡会に来ているイヌ・ネコの名前を(ポスターに)書いている」「(Q.みんな小学6年生?)(愛葉さん以外が)小学6年生」

 

団体としてイヌやネコの保護活動はもちろん、里親を探す譲渡会にも力を入れているという愛葉さん。

 

SNSを使って積極的な情報発信を行うなど、今の自分たちにできることを考え、話し合いながらそれぞれの命と向き合っています。

 

(鈴木愛葉さん)

「もっと色んな人に知ってもらって、色んなイヌやネコを救いたい。メンバーも増えてほしいので、これからも(団体が) 大きくなってほしいと思う」

 

行き場のないイヌやネコたちに寄り添いたい…。1人の少女の「思いやり」からスタートした取り組みは、大きな輪になり始めています。