2021年12月20日 KAB熊本朝日放送
殺処分が迫る犬や猫たち。そのほとんどが人の都合で見放されたそうです。収容頭数に限りがある熊本市の動物愛護センターでは命を救うため綱渡りの状況が続いています。
檻やゲージに収容されこちらを見つめる犬。19日開かれたのは迷い犬や保護猫を希望者に引き渡す譲渡会です。熊本市が引き取った猫と犬の数の推移です。
特に、繁殖力の強い猫は多頭飼育で育てられなくなった飼い主から10匹以上引き取るケースが年に複数回あるそうです。
熊本市動物愛護センターでは、保護できる猫の数は38匹が上限ですが、今月上旬時点での収容率はおよそ170%に達していて、殺処分を検討せざるを得ない状況でした。
この日は2匹の猫と1匹の犬が新しい家族に引き取られました。
こうした機会やボランティアの支えもあり、今回はひとまず、年内の殺処分は見送られましたが、命の危機が隣り合わせの状況が続いています。