「入院先で放置されて愛犬死んだ」 飼い主夫婦が動物病院を提訴 | トピックス

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2021年9月17日 毎日新聞







 愛犬が死んだのは入院先の病院が漫然と放置したためだとして、名古屋市に住む飼い主夫婦が17日、同市内の動物病院を相手取り慰謝料など約339万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。


 訴状などによると、ミニチュアダックスフントの雄犬「トリス」(当時12歳)は2019年7月3日、せきや発熱の症状があり、病院から勧められる形で入院。翌4日午前9時ごろ、病院から死んだと連絡があった。病院の説明では、病院は3日午後10時以降無人だったが、トリスは4日午前8時半ごろは意識があったという。一方で死んだ時刻や死因については説明がなく、病院はすべき検査や治療もせずに死なせたと主張。死を見守る利益も侵害されたなどと訴えている。


 17日に名古屋市内で記者会見した飼い主の妻(66)は「2、3日の入院を勧められたのに一晩で死ぬなんてあり得ない。動物はモノを言わないがそれを診るのが獣医の仕事」と話した。【道永竜命】