2021年3月19日 讀賣新聞オンライン
秋田県小坂町の酒店で飼われている秋田犬が、レジカウンターに立つ看板犬としてSNSで人気を集めている。飼い主の高橋延枝さん(56)がツイッターに動画を投稿すると、再生回数が約135万回となった。
秋田犬は雌の梅子(7か月)。高橋さん夫婦が営む「リカーショップたかはし」で2月末、梅子が後ろ脚のつま先で立ち、レジに置かれた電卓を取ろうとする様子を動画で撮影し、「店員さん七ヶ月」と題して投稿。「かわいい店員さん」「レジ打ちしているみたい」と人気になり、店には梅子目当てに多くの人が訪れるようになった。
梅子との出会いは昨年9月。秋田犬保存会(同県大館市)から生後1か月で譲り受け、鼻先がピンク色だったことなどから名付けた。元々は自宅で飼うつもりだったが、寂しそうな様子を見かねて営業中は店のレジ横を梅子の定位置にした。
後ろ脚で立つのがお気に入りになったようで、徐々にカウンターに立つ頻度が増えているという。店の売り上げにも貢献しており、高橋さんは「思わぬ反響で、犬だけど『招き猫』的な活躍。すっかりうちの看板犬です」と話している。