《多頭飼育崩壊》一軒家に猫144匹、子猫の死体が転がる惨状も“行政は知らん顔”の闇 | トピックス

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2020年12月14日 週刊女性PRIME





「ひどい現場でした。あの惨状がしばらく夢にも出てきてうなされました。今でも食事も満足にとれていません」


多頭飼育崩壊は全国で発生、社会問題に

住民が我慢できず、行政に相談するも…

『多頭飼育崩壊インターベンション』代表理事で動物愛護推進員(神奈川県)の河野治子さんは、
「近隣住民はコロナ禍だというのににおいを防ぐため換気もできず困り果てていました」
 近隣住民は保健所に相談するも、一家への直接的な指導はなし。
 その後も保健所や行政に苦情を入れ続けたが、行政は一家に対し、何も手を打ってこなかったため、状況は改善せず、猫は増えた。
 今年8月、事情を知った神奈川県内の市議会議員が石丸さんに相談。早川さん宅を訪れてア然とした。
「当初20~30匹と聞いていましたが実際、中に入ったら100匹以上いることがわかりました。食器棚や作りつけの棚の上、あらゆるところに猫がいました……」
 エサは糞に混ざって土間のような床に散らばり、水は取り替えられることなく干上がり、皿にカビが生えていた。
「ひどいアンモニア臭で目も痛くなり、長時間の滞在は困難でした」(前出・河野さん)
 アンモニア濃度を測定すると計測不能をしめす99ppmオーバーを表示する部屋も。10~30ppmで健康被害が出るといわれているが、そんな状況下で猫と人間が同居していた。

栄養失調と脱水症状、人間にも不信感

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悪質な場合はきちんと法で裁かれる必要がある

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