私たちを癒やしてくれるペット。しかし、そのペットをしっかり見ておかないと大きな事故に発展するおそれがあるのです。それは…
【新潟市消防局予防課 市橋洋佑 火災調査係長】
「こちらが実際にペットの尿が原因となって火災が発生したコンセント」7月、新潟市内の住宅でコンセントから出火。ペットがコンセントに何度も尿をかけてショートしたことが原因とみられています。また、5月にも市内の他の住宅で同じくペットの尿が原因とみられる火事が発生しています。
【記者リポート】
「ペットの尿に見立てた塩水を延長コードにかけて、どのように燃えるのか実験してみます」延長コードに塩水をかけ、電気を流してみると湯気が出てきます。開いてみるとショートした熱で塩水が沸騰していました。
【新潟市消防局予防課 市橋洋佑 火災調査係長】
「何度もこのような状況が起きると、やがて最後には火災になる」今度は塩分がたまった状態の延長コードに電気を通してみると、一気に火が立ち上りました。
【新潟市消防局予防課 市橋洋佑 火災調査係長】
「ペットの尿に含まれる塩分や汚れなどが中にたまっていって、最後はずっとショートした状態が続くと考えられる」今年発生した2件はいずれもケガ人はいませんでしたが、大きな火事につながるおそれもあります。また、気温が高く機械がうまく放熱できない8月は特に電気火災が多くなるといいます。
【新潟市消防局予防課 市橋洋佑 火災調査係長】
「電気火災は、いつどのようなところでも起きると認識していただければありがたい」新潟市消防局はペットの尿が電気系統にかかった場合は使用をやめるか、電気店に点検してもらうよう呼びかけています。