【もぎたて海外仰天ニュース】
風が吹けば桶屋が儲かるなんて言うけど……。4月10日時点で9万4000人が死亡し、世界規模の大惨事になりつつある新型コロナウイルスの感染拡大だが、米国の動物愛護団体などに保護された犬や猫には“幸運”をもたらしている。
米FOXニュース(4月4日付電子版)などによると、外出制限で自宅にこもる人々が「ペットを飼いたい」と思うようになり、次々と引き取りを申し出ているというのだ。
米動物虐待防止協会(ASPCA)によると、ニューヨークとロサンゼルスにおける、里親の申請書を提出した人の数は感染拡大以降、200%に上昇。全米に約1200ある動物愛護施設が使用しているソフト「ペットポイント」によると、引き取られた犬・猫の数は前年比700%増だというから驚きだ。
シカゴ動物愛護管理局(CACC)は4月8日、「引き取り手を必要としている犬・猫がついにゼロになった」と発表。CACC始まって以来、初めての奇跡的事態だという。CACCはフェイスブックに、里親になった人々への感謝の言葉と共に、空になった施設の檻の写真を投稿した。
どんなことにもプラスとマイナスの面があるというが、まさか新型コロナのおかげで動物保護施設で処分される犬や猫が激減するとは……。