台風などで浸水の恐れがある場合に設置される避難所について、神奈川県海老名市は犬や猫などのペットを原則として受け入れない従来の方針を改め、今後は受け入れる方向で具体的な検討を始めた。昨年10月の台風19号では相模川の氾濫(はんらん)の危険性が高まり避難指示が出されたが、ペットを理由に避難をためらった人が少なくなかったためだ。
市によると、台風19号が接近した昨年10月12日、増水した相模川に城山ダムからの緊急放流が予定されたため、市は川沿いの浸水想定区域に住む約5万4千人に警戒レベル4の「避難指示(緊急)」を発令。避難所には過去最大の約5千人が避難した。
市は昨年11~12月、住民の避難行動を把握するため、避難指示が出された約5万4千人のうち2千人を無作為抽出してアンケートを実施。約半数から回答を得た。その結果、約16%の人が平屋やアパート1階などに居住するなど、避難が必要だったのに避難しなかったことが判明。逃げ遅れを防ぐ早急な対策が必要だと分かった。
市によると、台風19号が接近した昨年10月12日、増水した相模川に城山ダムからの緊急放流が予定されたため、市は川沿いの浸水想定区域に住む約5万4千人に警戒レベル4の「避難指示(緊急)」を発令。避難所には過去最大の約5千人が避難した。
市は昨年11~12月、住民の避難行動を把握するため、避難指示が出された約5万4千人のうち2千人を無作為抽出してアンケートを実施。約半数から回答を得た。その結果、約16%の人が平屋やアパート1階などに居住するなど、避難が必要だったのに避難しなかったことが判明。逃げ遅れを防ぐ早急な対策が必要だと分かった。