【AFP=時事】スイス西部の犬の訓練所で7日、女性(45)が自分の飼い犬に襲われて死亡した。検察当局は10日、死因は出血多量との検視結果を明らかにした。
事故が起きたのは、フリブール(Fribourg)州オーボランジュ(Auboranges)にある犬の訓練所。おりの中で見つかった女性の遺体の上には、見るからに攻撃的でどう猛な犬が乗っていたという。
警察の8日の発表では、マリノアと呼ばれる種類のこの犬は、警官らを女性の遺体に近寄らせず、その後、女性警官を攻撃して負傷させたため、同行の警官によって射殺されたという。
当局は当初、推測される死因を明らかにしていなかったが、10日になって、女性は両腕に複数の重傷を負っていたことが検視で明らかになったと発表。フリブール州検察当局は、「検視の初期所見によると、女性は両腕に複数の重傷を負い、出血多量で死亡した。その傷は犬によるものだ」と説明している。
女性がどのような状況で犬に襲われたのかについては、現在、捜査が進められている。
【翻訳編集】AFPBB News