「犬の気持ちがわかった」「犬を飼うとアトピーを予防できる?」麻布大学の最先端研究を知るサイエンス | トピックス

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2019年8月5日 鉄道チャンネル






さらに、阪口雅弘教授(獣医学部 獣医学科)は、乳児期にペットをいっしょに飼っていると、学童期に気管支喘息になる確率が低くなるという研究事例を紹介し、「アレルギー抑制細菌の発見は、アレルギーの新規治療法の開発につながる。また、犬を飼うことで人間の子どもたちの健康を促進していることを科学的に証明したことで、犬と人間による共生社会がまた前進した」と伝えた。

このように、それぞれの研究分野の最新情報を伝える場でもあるので、一般参加者にはやや難しい話題もあるけど、後半のフリートーク時間にいろいろと教授陣に聞けて、最後は冒頭のように、「うちで飼ってる犬・猫の疑問点、不安点」まで聞けちゃうところが、このサイエンスカフェの人気の理由。

―――この日は麻布大学のオープンキャンパスも開催され、大学受験をひかえた高校生や、「ペット大好き」「将来、獣医になりたい」といった中学生、「うちの犬について聞きたいことがいっぱいある」という近隣住民たちで、会場はほぼ満席。

「この麻布大学のオープンキャンパスとサイエンスカフェに参加したくて、四国からやってきた」という女子高生も「わたしも犬が大好き。きょう菊水先生といっぱい話して、いま飼ってる犬の気持ちがすごくわかりました」と笑顔。

麻布大学の次回オープンキャンパスは、大学祭と同日開催の10月26・27日開催。今回のサイエンスカフェに似たイベントも開催予定というから、気になる人は公式ホームページをチェックしてみて。