NHK広島WEB
6月04日 12時28分
捨て犬などの保護活動をしている神石高原町のNPO法人が、劣悪な環境による飼育で犬2頭を殺傷したとして、警察は、4日、法人と代表らを、動物愛護法違反の疑いで書類送検しました。
代表らは、殺傷の意図はなかったなどと、容疑を否認しているということです。
書類送検されたのは、捨て犬などの保護活動をしている神石高原町の
NPO法人、「ピースウィンズ・ジャパン」に加え、代表を務める52歳の男性と元職員の47歳の女性です。
警察によりますと、代表らは、おととし11月から去年の1月までの間、適切な管理が出来ないほどの犬を法人の施設に受け入れ、劣悪な環境で飼育したことで犬2頭を殺傷したとして、動物愛護法違反の疑いが持たれています。
別の動物愛護団体の関係者が去年、警察に相談し、捜査が進められてきました。
警察の調べに対して、代表らは、「犬を殺傷する意図はなかった」などと、容疑を否認しているということです。
このNPO法人では、去年11月にも、飼育している犬に狂犬病の予防注射をしていなかったとして、役員らが書類送検されています。