弟を「練炭殺害」した姉の実父も怪死 自身のブログでは動物殺処分への怒り綴る〈dot.〉 | トピックス

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7/1(日) 16:53配信  AERAdot.

 

 

 

弟を「練炭殺害」した姉の実父も怪死 自身のブログでは動物殺処分への怒り綴る〈dot.〉

足立朱美容疑者(ブログより)

 

 

 今年3月、大阪府堺市で実弟に対して、練炭自殺を装って殺害して逮捕された足立朱美容疑者。6月28日には足立容疑者の父親も死亡していたこともわかった。

【大阪府警本部から送検される足立朱美容疑者】

 父親は今年1月、インスリンの多量摂取による低血糖で病院に運ばれたが、意識不明の状態が続いていた。その際、足立容疑者が作った甘酒を一緒に飲んだところ体調が急変したといい、「朱美には気を付けろ」と父親は言い残していた。

 大阪府警は、父親を司法解剖して死因などを特定するという。

「足立容疑者が弟を実家に呼び、殺害したときに、母親も意識不明状態。弟や父親が亡くなれば、保険金や遺産など容疑者が相続できる。だが、足立容疑者が後を継いだ父親の会社関連で負債もある。動機がはっきりしない」(捜査関係者)

 実は足立容疑者は堺市内でバーを経営していた。そのバーを訪ねてみた。すると、足立容疑者の知人が偶然、訪れていた。

「犬や猫のペット殺処分ゼロの活動を3年ほどやっていた。街頭でチラシを配布したり、実際に犬を預かったりととても熱心でした。そんな人が殺人だなんて、いったいどうなっているのかと思って……」

 その知人はこう話す。

 その知人も足立容疑者と一緒に、ペット殺処分ゼロの活動に参加していたという。

 地元のインターネットの掲示板にも、足立容疑者が自ら

<動物の殺処分ゼロを目指して、里親探しや寄付、募金活動をして、全国の動物愛護団体にワクチン代や餌代を寄付しています>
<年間、何万頭の犬がガス室で死んでいってるか、ご存知ですか>

 と書き込んで、活動の支援を呼びかけている。

 先の知人によれば、足立容疑者は殺人事件などにも敏感で2015年神奈川県川崎市で中学1年生の男子生徒が少年たちにカッターナイフで切り付けられ、殺害された事件について、

「こんなひどい事件は許せない」
「命の重み、わからないのか」
「周囲の大人は何もできなかったのか」

 とひどく怒っていたという。

 

 足立容疑者は、2014年8月からスタートした自身のブログにも川崎市の事件について記していた。

<リンチや集団暴行とかの域を完全に超えてますよね。
明らかに「殺人」ですもん。
中学生がですよ。
首に残されていた多数の刺し傷や切り傷は、深さ数センチにおよび、頸(けい)動脈近くまで達していたものもあったって、首刺します??
首狙うって、もう「獣」じゃないですかっ!!>

<これは、完全に親の責任でもあります。
加害者側の親は、もう子供と同じ罪に問われてイイと思う>

 などと激しい怒りを綴っている。

 足立容疑者は、このブログを2014年から2015年にかけて毎日のように、更新していた。

 このブログが足立容疑者の犯行の動機の解明のヒントになるかもしれない。(今西憲之)