飼い主の責任で世話を=ペットの災害指針改訂―環境省 | トピックス

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2/25(日) 13:05配信  JIJI.COM

 

 

 環境省は25日、ペットの災害対策のガイドライン(指針)を改訂した。

 当面のえさの確保や避難所での飼育は飼い主が責任を持ち、人間の防災意識と同様に平常時から備える必要があると強調している。週明けの26日にもホームページで公表する。

 これまでの指針は、2011年の東日本大震災でペットが飼い主からはぐれて放浪する事例が多発したため、ペットを伴っての避難を前提として策定した。しかし、16年の熊本地震では避難所でペットの鳴き声や臭いをめぐる他の避難者とのトラブルのほか、支援物資に病気のペット用の餌がないなどの問題が表面化した。そのため、改訂指針では飼い主の配慮を求めることにした。

 改訂指針は「行政機関による支援は人の救護が基本」と規定。その上で、飼い主には平常時からペットフードや水を5日分以上備蓄し、他の動物やキャリーバッグを怖がらないよう慣らすことを求めている。

 一方、自治体には、避難所や仮設住宅でのペットの受け入れルールを事前に定め、混乱を避けるよう提案。避難所内でのペットと人の居住場所の住み分けや、鳴き声などの対策を考えておくべきだとしている。