ミドリガメ飼育協力を…河津の動物園 | トピックス

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2018年01月17日 YOMIURI ONLINE

 

 

ミドリガメを手に、池作りへの協力を呼びかけるイズーの白輪園長(右)とはじめしゃちょー(静岡パルコで)

ミドリガメを手に、池作りへの協力を呼びかけるイズーの白輪園長(右)とはじめしゃちょー(静岡パルコで)
 
●池の建設費ネットで募る

 

 飼いきれなくなった外来種ミドリガメを引き取るための池を建設しようと、爬虫はちゅう類と両生類の動物園「iZoo(イズー)」(河津町)が、費用をインターネットのクラウドファンディングで募っている。

 

 イズーは2012年の開園当初から外来種を引き取っている。年間に1000匹ほど引き取るうち、9割はミドリガメで、現在の池は満杯状態という。ミドリガメは今後、飼育が原則禁止される「特定外来生物」に指定される可能性があり、捨てられるミドリガメはさらに増える恐れがある。

 

 このためイズーは、ミドリガメ約8000匹を飼育できる大きさの池を、5月上旬頃までに設ける計画を立てている。維持費なども含めて約1000万円が必要になり、費用はパルコ(東京都)が運営するクラウドファンディングサイト「ブースター」で募る。1口3000円から申し込みができ、寄付額に応じて動物の写真などのプレゼントがある。

 

 16日には、静岡パルコ(静岡市)で協力を呼びかけるイベントが開かれ、イズーの白輪剛史園長と、ユーチューブに投稿するオリジナル動画で多くのファンを持つ「はじめしゃちょー」が登場した。はじめしゃちょーは白輪園長と親交があり、「できるだけ多くのカメの命を救いたい」と訴えた。

 

2018年01月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun