2017年 06月27日 19時21分 提供元:TBS Newsi
「ここに深く感謝の意を表します」 感謝状を贈られたのは、群馬県太田市立綿打中学校2年の男子生徒4人。4人は今月7日、下校途中に川で溺れかかっている柴犬を見つけ、救出したということです。
「犬の声がしたから探してみたら、川の真ん中のほうにいたので、様子を見ていたら、出られなそうだったんで中に入って助けた」(救助した中学生)
「人(犬)を助けることが当たり前だって感じた」(救助した中学生)
一命をとりとめたのは、オスの「ゴウ」くん。年齢は16歳。人間で言えば、およそ80歳の老犬です。足腰も弱り、目もよく見えなくなっていて、飼い主の女性は見つけてもらわなければ助からなかったのではないかと話します。
「本当に良かった。中学生のお子さんに見つけていただいて、見つかったときに汚かったんで、子どもさんにこんな汚い犬なんて、無視されちゃったら、もうそのままだったんですけどね。(救出されたときは)元気がなくてうずくまっていて、私に抱かれても身動きもしなかった」(ゴウくんの飼い主)
救出されたときは衰弱しきっていたという「ゴウ」くん。その後は回復し、今では散歩にも行けるようになったということです。
「中学生の皆さんが気にかけてくれたことがうれしい。こんな年だけど拾われた命だから、最後まで頑張らないとね」(ゴウくんの飼い主)(27日17:53)