06月04日 12:30 毎日新聞
高松市庵治町の歯ART美術館で、殺処分を待つ犬や猫などをとらえた写真展「君といたい どうぶつたちの命と心をみつめて」が開かれている=写真。フォトジャーナリストの児玉小枝さん=大阪在住=の作品約150枚を展示している。18日まで。
会場には、東日本大震災の被災者とペットの絆をテーマにした作品も並ぶ。
県によると、2015年度に県内で保健所に収容された犬や猫は計4688頭。うち3969頭が殺処分された。残りは飼い主に返されたり、譲渡ボランティア制度で新たな飼い主に引き取られたりした。
多くの犬や猫が殺処分される現状を受け、美術館スタッフの眞田ゆかりさんが写真展を提案した。美術館でも2年前から譲渡された犬を飼っているといい、眞田さんは「処分される犬や猫がいることを多くの人に知ってもらいたい」と話す。
期間中は無休。午前10時〜午後5時(最終日は午後3時まで)。写真展は入場無料。【山口桂子】