06月01日 18:11 毎日新聞
劣悪な環境で多数の猫を飼育したとして、神奈川県警大和署は1日、同県大和市の土木業の男(49)を動物愛護法違反(虐待)容疑で横浜地検に書類送検した。
送検容疑は2014年11月〜16年12月、同市内の木造2階建ての自宅で、猫の死骸やふん尿を放置した劣悪な環境の下、猫49匹を飼育し、虐待したとしている。「猫たちに悪かったという気持ちがある」と容疑を認めているという。
同署によると、近隣住民から「臭い」などの苦情を受け、16年12月に男の自宅を調べたところ、白骨化するなどした猫の死骸3体が放置され、ふん尿やゴミが散乱していた。同署などは猫49匹を保護した。
男は「7年前に1匹を飼い始めたが、繁殖するなどして数が増えた。次第に世話が追いつかなくなり、エサと水だけを与えていた」などと説明。自分は車の中で寝泊まりすることもあったという。【木下翔太郎】