多くの命を救う災害救助犬に 大槌で合同訓練 | トピックス

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(2017/05/07) 岩手日報 Web News

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

災害救助犬の育成に取り組む県内の訓練士ら8人が6日、大槌町小鎚で合同訓練を行った。災害救助犬やその認定を目指す犬とともに、行方不明者捜索のための技術を磨いた。

 

 犬6匹が草むらや箱の中に隠れた人を捜し出す訓練に臨んだ。風に乗るにおいなどを手掛かりに、草をかき分けて山を登り、発見するとほえて居場所を報告した。参加者は風向きを確認しながら指導に当たり、それぞれの犬の成果や課題を共有し、今後のさらなる鍛錬を誓い合った。

 

 県内の訓練士らは約10年前から月1回、合同で訓練に取り組んでいる。昨年4月に、本県沿岸部初の災害救助犬となったゴールデンレトリバー「ゆき」と参加した同町桜木町の自営業佐々木光義さん(49)は「災害時に一人でも多く助けたいとの思いで育てている。災害救助犬は県内で10匹ほどしかおらず、自分も育ててみたいと興味を持つ人が増えてほしい」と願う。

 

【写真=遭難者役を発見し、ほえて居場所を報告する災害救助犬】