ドッグランで大型犬のゴールデンレトリバーなど2頭とぶつかり、けがを負ったとして、神戸市の女性が飼い主2人に計約140万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁は27日までに2人に計約100万円の賠償を命じた。
判決理由で奥野寿則裁判官は「飼い主は、飼い犬が不測の行動に出る可能性を前提に監視すべきだ」と強調。2頭が女性にぶつかる前、声掛けや制止をしておらず「管理を尽くしたとは言えない」と述べた。一方で原告女性に対しても、ドッグランでは犬が自由に走り回っているとし「動物である以上、行動が予測できないことを前提にすべきだ」と指摘した。