千葉日報 2016年12月8日 10:48
「コテージツイン」
総合都市開発のアパグループ(東京)は7日、千葉市美浜区のホテル「アパホテル&リゾート東京ベイ幕張」に、全506室の東棟「イーストウイング」を開業した。既存棟を含む客室数は国内最大級の2007室に拡大。通常の客室に加え、ドッグランを併設し、ペットと泊まれる「コテージツイン」(6室)を同グループとして初めて用意した。
11階建ての東棟は、既存の高層棟「セントラルタワー」(1001室)を中心に、西棟「ウエストウイング」(500室)と対になる形で建設。
大幅に増える宿泊者の混雑解消へ、自社開発した「自動チェックイン機」をフロントに初導入。女性客の利用も多いことから、女性専用の大浴場を新設したほか、季節ごとの料理を提供する和食レストラン「幕張七十二」もオープンした。
成田・羽田両空港へのアクセスが良いことや東京ディズニーリゾート(TDR)に近い立地を生かし、国内外からの宿泊需要を取り込む。
同グループは2005年に同ホテルを取得し、14年4月に西棟を開業。客室のツインルーム化や大浴場など設備の改善が奏功し、既存棟の年間客室稼働率は93・2%と高水準で推移している。
東棟のプレオープン期間中も90%を超す水準を維持したことから、同グループの元谷外志雄代表は「(2007室体制になっても)稼働率は92~93%程度はいくと期待している」と見通した。