万が一に備える1枚のカード、ペットのための『エマージェンシーカード』とは? | トピックス

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わんちゃんホンポ 2016年07月30日 更新

飼い主に万が一のことが起こってしまい、
家で待つ愛犬の世話をする人が
いなくなってしまったら…
そんな心配を飼い主であるあなたは
したことがありますか?災害に備えた
避難グッズの準備だけでなく、
飼い主自身に何か起きたときの備えを
考えておきましょう。

エマージェンシーカードの必要性


皆さんは、飼い主であるあなたの身に
何か起きてしまった場合に、愛犬の
存在を他の人に伝える方法を考えた
ことがあるでしょうか?

「自分が外で事故にあってしまい、
家に置いてきている愛犬の存在を
誰にも伝えられなかったら?」
「愛犬と離れているときに災害に
巻き込まれ、帰宅できなくなったら?」

そんな時、愛犬はどうなるのでしょう?

常に飼い主が愛犬の傍にいることは
難しいことです。
飼い主に何か起きてしまったときの
備えとして、愛犬のために
「エマージェンシーカード」を
持ち歩くことを考えてみては
いかがでしょうか。

エマージェンシーカードって何?


エマージェンシーカードとは、
自分自身に何か起き、話すことの
できない状況下で自分の情報を
提供できるように、氏名や電話番号、
かかりつけの病院などが記載された
カードのことです。
事故などで自分が話すことのできない
状況の時に、いち早く自分のことを
知ってもらうための手段として、
最近ではマラソンなどのスポーツ大会
などでも参加者が携帯するように
なっています。

その他にも、子供や障害を持つ人、
妊婦さん、外国人用のものもあります。
特に一人暮らしの高齢者には、自宅で
保管する形のエマージェンシーカードを
自治体から配布されることもあるようです。

愛犬のためのエマージェンシーカード


自分に何か起きたとき、もしくは
家族全員に何か起きたときに、
家に残された愛犬は一体誰に助けて
もらえるのでしょうか。
万が一のときのために
「家に残している犬がいます」と
いうことを伝えることは、愛犬の命を
守るためにとても大事なことです。

愛犬に万が一のことが起きたら…と
心配する人は多くいますが、自分自身に
何か起きたときに残された愛犬のことを
考える人は少ないと思います。
特に一人暮らしの人は、自分でしか
愛犬を守ることができません。
例え家族がある人だとしても、
家族全員が出かけているときに
何も起こらないとは言い切れません。
飼い主が家に帰れないとき、家で待つ
愛犬を誰が守ってくれるのでしょうか。
いざというときのために、愛犬の存在を
伝える手段をとしてエマージェンシーカードを
持ち歩くことを検討してみましょう。

エマージェンシーカード記入事項

出典:
http://www.green-dog.com/shop/products/detail.php?product_cd=CZGDEMCS-00

エマージェンシーカードには、
自分が伝えておきたいことを記載します。
市販されているものや無料でダウンロード
できるものも存在しますが、オリジナルの
ものを作成するのも良いと思います。
エマージェンシーカードに記載すべき
項目例は下記になります。

飼い主の情報

名前
性別
生年月日
緊急連絡先
緊急連絡先の人の名前
血液型
持病や病歴、現在服用している薬
かかりつけの病院
愛犬の情報

写真
名前
犬種
生年月日
性別
狂犬病予防注射、各種ワクチン接種状況
持病や病歴、現在服用している薬
かかりつけの動物病院
与えている食事内容
鑑札やマイクロチップ番号
飼い主と愛犬の情報を記載しておけば、
自分に何かあったとき、愛犬のことだけで
なく、自分の情報も伝えられるため、
1人と1匹のためのエマージェンシー
カードとして使用できます。

1点注意しなくてはいけないことが、
エマージェンシーカードを落とさないように
することです。
エマージェンシーカードには個人情報が
記載されているため、悪用されることも
考えられます。
いつも持ち歩くものなので、
紛失しないように注意しましょう。

まとめ

災害時に備えたペットのための
避難グッズを準備している方が
増えている中、自分が事故などに
巻き込まれたときに備えている人は
まだまだ少ないです。
飼い主である自分が世話をできなく
なったときのことを考え、愛犬のことを
世話してもらう人を決めておき、
エマージェンシーカードに記載して
おきましょう。
備えあれば憂いなしですよ!