
仙台弁護士会が、中学生・高校生に向けた
体験型の法教育授業
「ジュニア・ロースクール」を
7月30日に仙台弁護士会館で開催する。
「ロースクール」と銘打っているが、
難解な条文や法律用語を学ぶわけではない。
身近に起きそうな法的問題を異なる
立場から議論する。たとえば、
高校生の部で扱うテーマは、
ペットの殺処分問題。とある市で、
殺処分される犬や猫の命を守るため、
ペットショップを開店することが
禁止になった。動物愛護と憲法上の
『営業の自由』どちらが優先されるのか…。
生徒たちは、動物愛護、ペットショップ
双方の立場に分かれて議論する。
このほか、架空の窃盗事件をもとに、
犯人と疑われている男性に実際に
尋問する「模擬裁判」のプログラムも
用意されている。
仙台弁護士会・法教育検討特別委員会の
前田誓也委員長は、「ジュニア・
ロースクールを通じて、自分とは
立場・意見の異なる人と話し合うことの
重要性を学び、法的思考への理解を
深めてほしい」と話している。
仙台弁護士会主催の
ジュニア・ロースクールは
7月25日まで募集を受け付けている
(70名の定員になり次第、締め切り)。
募集の詳細は、仙台弁護士会の
特設ページで確認することができる。
http://senben.org/archives/6328