豪でグレーハウンド毎年1万匹以上が殺処分 | トピックス

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AFP=時事 9月29日(火)17時4分配信

AFP=時事】オーストラリアのドッグレース業界で
、毎年1万3000~1万5000匹の健康な
グレーハウンドが殺処分されていると
28日、豪業界団体
「グレーハウンド・オーストラレーシア
(Greyhounds Australasia)」が
内部報告で警告した。

 内部報告をした調査委員会が
発足されたのは、
オーストラリア放送協会(ABC)が、
競犬用のグレーハウンドの訓練で
子ブタやウサギ、オポッサムなどの
動物が生き餌として使用されていると
報じたことだった。

調査の結果、グレーハウンドの
レース業界では過剰なまでに繁殖が
行われており、健康には問題ないが
レースに不適格とみなされた
グレーハウンドが毎年多数、
殺処分されていることが発覚した。

 調査を支援した
スティーブン・ラッシュトン
(Stephen Rushton)氏は
「毎年1万3000~1万5000匹の
(グレーハウンドの)無駄な死の責任は、
レース業界にある」と非難した。

ニューサウスウェールズ
(New South Wales)州の調査では、
レースに不適格と判断された
グレーハウンドに里親が見つかったり、
訓練士がそのまま飼ったりすることは
ほとんどないという。

 オーストラリアのグレーハウンドの
レース業界は世界最大規模で、
生き餌の使用は数十年間から
禁止されており、刑罰の対象となる。

しかし2月に放映されたABCの番組には、
レースの訓練の中で、
機械仕掛けのおとりに固定された
生き餌を、グレーハウンドが追い掛け、
引き裂く様子などが写っていた。
【翻訳編集】 AFPBB News