なんでもないような事が〜
幸せだったとカボミ〜♪


こにゃにゃちわ☆カボミです。



子宮口が全開じゃないのに産む事になったカボミ。




わさわさと準備が始まる。
助産師さんが自己紹介をしてくれ、一緒に頑張ろうと言ってくれる。



頑張れ私‼︎
あと少しだ。あと少しで産まれる。



言われた通りに力む。



力む。



力む。



り、、、き、、、む、、、。



力めど力めど産まれない。



そしてよく分からないが酸素マスクをつける事に。赤ちゃんに酸素を送る為と言われたが、みんなそうやって産むのだろうか?わいは初めてだからスタンダード出産がわからない。



とにかく酸素マスクをつけて力む。




だがこの酸素マスク。
力む時に顔をあげると(腹筋の様な格好)酸素マスクが上へズレる。




看護師さんが直してくれる。





また力む。




ズレる。






自分で直す。




力む。





ズレる。







もぉーなんやねん‼︎
邪魔や‼︎




結局最終的には看護師さんも自分もズレた酸素マスクを直すことを諦め、酸素マスクは私のおでこに酸素を与えている。



もう何のため。




そしてこんな姿を見て笑わず出産をサポートしてくれる先生や看護師さん。




プロや。





とにかく何度力んでも産まれない。
心が折れそうだ。




そんな時、助産師さんが首をかしげている。何度もお股に手をINする。他の助産師さんが来る。またINする。
2人で何か話している。



なんなの⁈
なんなの⁈
仲間はずれにしないで‼︎



そしてここから私は地獄を見る。
さっきまではなすに地獄を見せていたのに、、、。




背が小さく小太りの(失礼)見た事のない男の先生が入ってくる。




誰⁈何⁈
てか今気づいたけどこの部屋、何人いるの⁈
気づくと私の股下に10人ほど男女がいる、、、。プライバシーフライアウェー。



そしてこの小太り先生、容赦なくお股にお手てをIN‼︎出しては入れて出しては入れて、ものすごい力で入れてくる。
今まで声を出すのを我慢していたけど、もう無理‼︎私は叫びまくる。





ぎゃー‼︎
ぎゃー‼︎
ぎゃー‼︎


断末魔。



立ち会い出産ではなかったけれど、ついたてひとつの後ろに夫と母親がいる。



出産後に聞いたが、母親は誰か叫んでるなーと思ってよく聞いていたら自分の娘が叫んでるとわかってゾッとしたと言っていた。そしてまたいらない情報が、、、。
「なす君、あんたが出産してる時も携帯いじってたんだけど、たぶん











ゲームしてたよ。」























おのれー‼︎
クソなすー‼︎





話は戻って、、、
なんの説明もなくとにかく私のお股にIN &OUTが続く。あまりの痛みに分娩台の上に上がっていってしまい、下に引きずりおろされる。



こんな事いつまで続くのか、、、。
か細い声でかぼちゃは喋る。

「赤ちゃん、まだ産まれないんでしょうか、、、?」



助産師さん
「もう少しだよ‼︎下までおりてきてるよ‼︎」


やる気がわく。


だがしかし産まれないので、プロレスラー並みのかっぷくのいい看護師さんが登場する。そして「私、押しますんで。」と。



こんな人にわいの腹押されたら、、、臓器全部出てしまうわと思うも、わしに人権はなし‼︎とにかくゴッスゴス押される。


あまりに苦しくて「ちょっと待ってください‼︎」と声をかけて息をすう。息が止まるほど押される力が苦しい。酸素マスクしてるはずなのに、、、。(おでこが吸うとる)



そして
「破水させまーす‼︎」と看護師さん。



わて
破水してるんちゃいますのー⁈



破水で入院してるのに破水させられ、顔の上には北斗晶さん並みの看護師が腹を押すという技をかけてくる、そして肝心の酸素マスクはおでこ。




どないなってますのー⁈




もう気絶しそうな所にガチャガチャと音が聞こえる。




何⁈何⁈




かすかに聞こえた。
「次のタイミングで吸引して引っ張りましょう。」




そうか吸引を使うのか、、、。




てかいい加減、説明して‼︎
勝手に進めないで‼︎




何度かカチャカチャやってるけど上手くいかない。



そしてうぅーっと踏ん張ったその瞬間‼︎




お腹を押してた北斗晶看護師が私の両足を持って、私は前周り(でんぐり返り)の反対、後転の状態へ‼︎




なにぃー‼︎
なんなのー⁈
視界がぐるりと回り、
出産ってこんなアクロバティックなんだー‼︎と思いました。



ここらへんはもうスローモーションでした。



そして無事にポテトは産まれました。


分娩台にあがって2時間、トータル7時間で出産ってしたので初産としてはとても早かったと思います。


ここの病院ではなんの説明もありませんでしたがら、次男を産んだ別の病院でなぜ小太り先生がお股にINOUT作業をしたのか、なぜ最後アクロバティック出産となったのか謎が解けます。



なんとか長男は無事に産まれましたが、私のお股はビリビリに裂けてしまいました。(痛いのが苦手な人、これから出産を迎える方に恐怖を与えてしまったらすいません。)



あぁ、、、人1人の命を産み出すって大変だ。よく頑張った。自分。