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「自称世界最高峰」なんて事を申しまして。

 

自分のスーツが届きまして早速袖を通して見た次第です。

 

最近の自分の食生活とか年齢とかを考えたら多分太るので、

未来を見据えてフィットはちょっと緩めです。

 

 

TRABALDO TOGNA

 

 

久しぶりに変わった色のスーツが欲しくなったのでオリーブ系の色を選びました。

ブレザースーツみたいにしようと思って金釦にしたりフックベンツにしたり段返りにしたりしましたが、仕上がってみるとかを軍服みたいになって属性盛り盛りになってしまいました。

森井です。

 

後今日はベルトをしない服装をして居たのでノーベルトで着用して居ます。

なのでちょうど私がこだわった部分のディティールが見える様になって居ます。

 

 

 

 

まぁジャケット締めたら見えないんですけど。

 

持ち出しを長めにして縦に二つ釦。

フラップ付きのウォッチポケットを釦止めにして金釦のアクセントを付けました。

 

結果的にこの辺が余計にミリタリーを意識したみたいになってしまったんですがそれはあくまで副産物的に出た要素です。

年末に注文して居たせいでかなり時間がかかってしまいましたが無事出来上がって満足です。

 

使った生地はTRABALDO TOGNA(トラバルド・トーニャ)です。

ちょうど最新生地が本日届きました。

タイムリーですねぇ。

 

 

 

 

トーニャの生地はこのブランドで独自に編み出された織り方があるらしく、

Estrato(エストラート)と呼ばれるこの織は、ウール100%の織生地で有りながら編み生地の様に伸縮するから習性を持って居ます。

 

どのくらい凄いかがわからないかも知れないので一応ちょっとした説明をすると、

カットソーやセーターの生地のように編機で作られた物がニット。

シャツ生地、スーツ生地の様に織機で作られた物が布帛です。

布帛はニットと違って当然ストレッチしないのですが、そういう物にポリウレタンなどの伸縮繊維を2%とか混ぜた物がデニムとかが伸びる理由です。

 

そう言った化繊を使用して居ないにも関わらず、織物が伸びると言うのはちょっと異常という事です。

 

この世に二つとない独自の技法としてこの織り方を編み出したトーニャは、「ウール織物のジャンルに置いて、自社の商品以上に優れた着心地の物は他には無い」とまで言い張って居るくらい自信満々の様です。

 

私はゆったりと作りましたが、逆に少しタイト目なフィットが好みの方などにとっては余計に着心地の良いスーツが出来上がると思います。

 

あと何でか知らないんですけど、

トーニャは何年か前からやたらと生地のカラーバリエーションを増やして居る様な気がして居ます。

「具体的に何生地とかは思いつかなくても、こんな色のアイテムが欲しい!」と思ったら一回トーニャをチェックしても良いのでは無いでしょうか。

 

ウール100%でわざわざ伸びる生地を作る利点として、

事前に確かな上質さを基準として知ることができます。

 

TRABALDO TOGNAの生地は殆どが120‘sのエストラートです。

上質な糸を使用して作られた伸縮性を持つ生地という結構贅沢な生地になって居ます。

 

わかりやすく上質な生地は数あれど、意外とこう言った類の生地がライフスタイルにドハマリする方も居られると思いますので、是非ともご検討頂ければと思います。

 

それではまた次のブログでお会いしましょう。

 

 

 

 

 

 

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森井英之