偶には真面目に | Cento trenta森井のブログ

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HEINRICH DINKELAKER

Buda / Cordvan /Black & Dark cognac       145,000円(税別)

 

 

 

ディンケルアッカーのコードバンの入荷は大きな波紋を呼んでいるようです。

 

 

在庫があるとお伝えした瞬間に急いでご来店くださるお客様が何名もおられました。

 

 

 

 

やっぱり皆様オーダー受注よりも購入してすぐにお持ち帰りできる方がいいですよね。

 

 

勿論オーダー受注にも良い点がいくつもあります。

 

 

間違いなく誰も履いたことのない新品がお手元に届くという事、

オーダー受注でしか手に入らないアイテムが存在するという事などです。

 

 

 

 

しかし、ちょうど欲しいものが入荷したてであるのなら、それをお求め頂くことはオーダーの利点もふくめた一番の買い時です。

 

 

 

一足につき約300以上ある工程をすべてマイスターが手作業で仕上げるが故に、全世界で年間約8000足しか普及されないというこの靴について、

 

丁度気に入った物の自分のサイズが目の前にあるというのは、非常に幸運なことなのかもしれません。

 

 

 

今は丁度入荷したての在庫が豊かなタイミング。

 

宝の山です。

 

 

 

 

 

Black .

 

 

 

 

最近特にお問い合わせや来店のお客様のご注目が多いのはこのBuda(ブダ)と呼ばれる木型です。

 

特徴は二本の革紐と一本の麻紐を使い、三つ編みをしながら縫い付ける「弁髪縫い」と呼ばれる手法を、ソールとウェルト、ウェルトとアッパーに一周ずつ、計二周縫い付けていくという職人技法で、「ノルウィージャン製法」という名前で知られております。

 

ノルウェーの「フィヨルド」と呼ばれる地帯で雪原を歩く際に靴の中に水が浸水してくるのを防ぐのだと言います。

 

 

かの有名なブランキーニさんが編み出したというノルベジェーゼ製法のインスピレーションとなった製法で、その本家の技術であり、現在この方法で作るこが出来るのはハインリッヒ・ディンケルアッカーのみであると言います。

 

 

 

Dark cognac .

 

 

 

このブダと呼ばれる木型自体、誕生から40年その形を変えずに存在し続けているという実績を持っています。

 

事実上、リオの次に古株の木型で、それ故にこの二つの木型がディンケルアッカーのアイコンモデルとしてもっともよく知られています。

 

 

 

しかし、このブダの長年の歴史においてコードバンのモデルが誕生したのは、実はここ2、3年ほどの出来事なのです。

 

 

それまではこの長い歴史上において、コードバンの頑丈さに縫い針が耐えられないとのことで、ノルウィージャン製法をコードバンに施すことが出来ませんでした。

 

 

縫い付けの際に針が折れてしまうか、もしくは革が多数の穴を亀裂にして破れてしまうからなのだそうです。

 

 

 

 

しかし、約2年半ほど前の事、我々が再三にわたって切望してきた要求がとうとう受け入れられる事態が起きました。

 

なんと職人たちの技術に新たに磨きがかかった事で、コードバンでノルウィージャンを行える手法を確立できたというのです。

 

 

 

長年にわたって脈々と受け継がれてきた歴代の職人たちの英知の賜物が、こうしてこの世に誕生しました。

 

 

 

 

 

この世に誕生して40年を超える名品の、今までに不可能だったことを可能にした一作。

 

 

つまり、歴史上において未だこのブダのコードバンモデルは、全世界で普及されている数がまだ少ないという事を指します。

 

 

にも関わらず、コードバンそのものがなくなってしまうと更にレアもの扱いになりますよね。

 

 

まだ可能になって3年ほどしか経っていないこの技術は、せっかく可能になったのにまた数が減ってしまうのです。

 

 

 

 

多くのディンケルアッカーファン待望であった「ノルウィージャン・コードバン」。

 

在庫でご用意できるこのタイミングで、是非とも手に入れて頂きたいと思います。

 

 

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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森井英之