ターミナルケア(看取り)施設に入所中の母の面会日
ぼそぼそと父が母に話しかけてる声がする
今まで母は10回の手術をしているからそのたびに指定された入院の荷物を用意してきた
子どもが小学校に入学するときに
持物にすべて名前をマジックで書いたあれ
看取り施設内の雰囲気は、独特
静か
退所することのない人たちがベッドで目を開けている
眠っている人もいる
母が目を開けていれば「お母さん、元気だったよ」と喜ぶアルツハイマー型認知症の父
母は脳梗塞
なぜか室内のラジオは爆音
職員さんたちはみんな、よく働くし感じがいい
一年も通ってるから馴染んでしまいました