
月曜日。PM14:42
階下のリビングから父(90歳アルツハイマー型認知症介護認定1耳が遠すぎる)の大きな声がする
私は自室の戸を開けている
「どこに電話してるんだ?」
内容を聞いてると薬を注文している
「8,600円ですね?じゃそれお願いします」
高っ!
父を悩ませているのは、かゆみ
長年通った評判悪い皮膚科。ステロイド剤を次々にかえられても効果なし
次に台湾人の先生「皮膚病ではないです。老人性乾皮症。水分やあぶらがなくなるからかゆみが起きます」
改善なし。だって仕方ないよ。老人なんだから

さらにつらいかゆみのため国立の大きな病院へ連れてってほしいと頼まれる
若き皮膚科の医師も「皮膚病ではないです。掻き傷ですよ。かじるのをやめなければ治りません」
ですよねー

お医者さんたちに見放された父

だって孫の手で背中をガジガジしたり頭をかじったり掻き壊してるのは自分だよ
しーらないっ
近くの本屋で本を買い巻末に紹介されてる薬屋に電話したんだろう
いいカモだ
お金ならあるからな
8,600円もする薬の成分も知らず
老人はぼったくられる
あー、こわ
まぁいいんじゃない?やりたいことをやらせてます
この人100まで軽くいきそう

うえっ