今でも通りたくない…

絶対に通りたくない…

遠回りしてでも通りたくない…

 

それは…訪問診療をお願いした診療所。

母が、苦しんているのに一回も診に来てくれなかった…

歩いて5分の距離の診療所。

家から近いからいいね。

そー言って、ここの診療所を選んでくれた

入院していた時の主治医の先生。

 

今でも診療所の前を通ることが出来ない。

名前をみただけで、悔しさと、悲しみと辛さが蘇ってくる。

苦しがっていた母の顔を今でも忘れない。

 

最後、訪問診療の主治医が来た時は

あなたを一生許さない!と告げた。

そして、帰って頂いた。

 

先生に診て頂いただけでも

母は、心が楽になるのに…

時間を指定しているわけでもなく

診療が終わったら来てほしい…

何回も連絡をしても来てくれなかった。

 

母の苦しさは、何でなのだろう…

原因が知りたかった。

苦しそうな母の姿をみるのが辛かった。

不安と心配と…ひとり介護の孤独を感じていた。

 

訪問診療の先生に頼るしか何もできないこと。

訪問看護の看護師さんも来てくれなかった。

 

行っても何もやることない…

 

そう言っていた看護師さん。

 

素人の家族より、

先生や看護師さんに診て頂いた方が

母も安心すると思ったのに…

 

私にとって介護生活は、

こんな時の対応が、ひとり介護なので辛かった

 

どうすればいいんだろう。。。

何が起こったの?

 

何もわからない自分に腹が立つ。

 

お母さん…ごめんね。

 

早く訪問診療の先生を変えれば良かった。

今でも後悔です。

 

自分が通院する先生が合わない時は

もう行かなければいいのだけど…

訪問診療は、そうはいかないんですよね…

指示書を書いてもらわないといけないから…

だから慎重になってしまっていた。

 

何かが変わったあの日

今でも忘れない。

そして、今でも通れないし場所になった…

通院もしたくない。

診療所の名前も見たくない…

 

人の命をなんだと思っているの…

 

母をかえして…大切な人を亡くした気持ち

あなたにわかりますか…

 

あなたの家族にも同じような対応されたら

どんな気持ちになりますか…

 

と、私は何回もいっていた。

 

申し訳ありません…

何回も頭を下げていた先生。

 

もう母は帰ってこない…

 

今でも通れない場所。

これからもずっと…