昨日、母の上の姉である伯母と一緒に映画を観てきました。
長澤まさみさん主演の
「ドールハウス」です。
公開からまだ一週間も経ってないので
ネタバレなしでの感想を書きます。
まず私はホラー映画は大の苦手で、伯母は大好物です。
なので観たあとの感じ方が全く別物でした。
そんな、それぞれの感想として
私は視覚以外での恐怖がいくつかあってゾクゾクする怖さがあったけど、ホラー要素は弱めだったと思いました。
伯母は、また最初から見なきゃいけない? もっと怖くて良かったのにー。という肝の強い感想を持っていました。
「ドールミステリー」と紹介されてましたが
本当にミステリーでした。
話の途中で、そのミステリーの秘密の一部分が明かされるのですが
最終的なことが視聴者に委ねられるような部分もあり
だから伯母はもう一度見たら見逃した部分などあったかも含めて解明できるのでは?と思ったようです。
うーん、たぶん見ても解明できないと思うよ?と私は思います。
ネタバレなしの内容の詳しいことを書くと
序盤は、何年か前にニュースで聞いたことがあるような、そんな出来事が夫婦の身に起きて、最愛の娘を亡くしてしまうのですが、、、
長澤まさみさん演じる妻の演技がジェットコースター級に本当に凄かった。そんな妻を支える夫を演じるのは瀬戸康史さん。彼の驚いた演技に伯母も一緒に驚いてた。
お笑い芸人で俳優な今野浩喜さん、TEAM NACSのメンバーで俳優の安田顕さんもちょこっと出てくるのですが、そのアクの強さ、インパクトも強かった。
瀬戸康史さんの母役で風吹ジュンさんも出ていて、こちらも更に脇を固めた感じ。
田中哲司さん演じる呪禁師が登場してから話が一気に展開していきました。ただ、彼はアナログ人間なのに!?ということがあったりで、この人は本物だったんだろうか?という疑問も最後までありました。
呪禁師の呪術が行われているシーンでフラッシュを使った演出があって、ちょっと目がチカチカ。それと共に聴覚で感じる演出もあり、ゾクゾクしました。
そしてラストは・・・。
以上です。
個人的にエンドロールに流れた主題歌が世界観に寄り添ってなくて、合ってなかったのが残念。あの終わり方に、この真っ暗なエンドロールに、この曲は絶対に違う。
そんな感想でした。
ちなみに伯母はホラー映画が大好きで、人形を扱ったホラー映画だと「チャイルド・プレイ」が大好物なので、そのようなストーリー展開を期待していたようですが、邦画では無理なんだろうなと思います。
そうよ、そもそも小さい頃に伯母が「チャイルド・プレイ」のビデオを借りてきて、私や兄弟の三兄弟と、母と5人で我が家で鑑賞会をして、私だけ怖くなって離脱して、祖父のいるところに逃げ込んだんだったよ。
そのお陰で今もホラーが苦手。
ちなみに伯母はリメイク版も含めて「チャイルド・プレイ」は全部制覇しているそうです。強すぎる。
そんなわけで、気になっている方もいると思うので
ここからは別の話をします。
そもそも当ブログを前から読んでくださっていた方ならば
母方の親戚と縁が薄くなっていたはずなのに、どうした?
と思われる方もいるかもしれません。
そうです。縁が切れてしまったか?と思うようなくらいでした。
弟のことがあり、納骨前にお線香をあげに我が家に来てくれた時に和解がありました。
和解というか、そもそもの話、私や兄、弟が伯母とどうのがあったわけではなく
私たちの父と伯母との間に亡くなった母のことでの確執が諸々あり、その影響で連絡が薄くなってしまったわけです。
伯母も私や兄弟である「甥や姪に会いたい」気持ちを我慢させていたことが分かりました。
もう親の命令でどうのっていう年齢ではないし
自分たちのことは自分たちでできるのだからと連絡をし合うようになりました。
この母の上の姉には子供がいません。
今から30年くらい前までは家から歩いて15分も掛からない場所に住んでいてくれたので、月に一回以上は家に来ていてくれました。
伯母は私たち三兄弟を甥や姪以上に可愛がってくれてたと思います。
母のガンの手術、及び入院時にも色々手助けをしてくれました。
その恩は忘れてはいけないと思っています。
だけど、母が亡くなってからは、そういうやり取りの架け橋になってた母がいないこともあり、交流が無くなりました。
それに追い打ちをかけるように、父がどうやら酷いことを言ったようで・・・まあ伯母もそれに酷い言葉で言い返したそうですけどね。
1月に来てくれた時に
「映画を観に連れてってくれない?」と言われたので
伯母が好きそうな映画を探して、連絡をして確認をして、などをして
昨日に至ったわけです。
伯母からお礼にマスクもらった。
「さすがにコレはお兄ちゃんには似合わないでしょ?」って言ってたので
あー、ご要望があるなら兄がそれぞれ装着した写真でも撮りましょうか?と返したら
「要らないw」って言ってました。
伯母は私の母より5歳年上で、アラ傘寿。
私の父と同い年なのです。
そんな伯母に私は聞きたいことがあったので
映画を観る前後で色々聞きました。
それは
私の祖父、母や伯母の父である人について。
祖父は、本当はどういう人だったのか。
そして祖母のことも、しっかり知りたかったのです。
伯母から聞いた話で、とんでもないことが分かりました。
父から聞いてた話と真逆だったり、間違っていました。
祖父母には、母や伯母を含めた7人の子供がいると思ってたのですが
厳密に言えば8人だったこと。
私の祖父の母、母や伯母の祖母にあたる女性についても教わりました。
その人は才色兼備の教師だったようです。
おそらく我が家のどこかに写真があるだろうとのことなので探したいと思います。
私にとっての曾祖母だ。
戦中に亡くなってしまった伯母の上の兄弟たちのこと。
母の下の姉、そして母の名前の秘密も知りました。
実は、母の下の姉の名前って私の親友ちゃんと同じ名前なんです。
母の下の姉の伯母は平仮名で、親友ちゃんは漢字なんですけどね。
親友ちゃんの名前の由来は本人から昔聞いたことがあったけど、
同じ読みの名前だけど、伯母にはそんな意味があったのかとビックリでした。
そして私の祖母の兄弟についても、祖父の兄弟についても。
今、私がここにこうして生きているのは
たくさんの人の命が繋がれてきたからなんだと改めて感じました。
幸せは、誰かと比べるのではなく
過去の自分と比べるもの。
誰かがキラキラして見えて、自分がキラキラしてないと比べても仕方ない。
春の桜の季節に秋桜に嫉妬しても仕方ないと似たようなもんだ。
自分にしかないものがあるのだから、それを信じて行こう。
と、伯母からの話を聞いて感じました。
とにかく、伯母との間にあった障害物が取り除けて良かったです。
「家族」は大切にしていきたい。
Aico