エレベーターを降り、点滴をカラカラ引いて歩いて手術室に向かいました。
手術室に入る前に、名前と生年月日を伝え、リストバンドでバーコード読み取り。
以下、手術内容です。
・麻酔は全身麻酔。
・気管挿管で咽頭鏡を使用。
→歯が欠けたり口唇を痛めたりする場合がある。術後、咽頭痛や嗄声(させい)になることもある。
・内視鏡を使用し、鼻腔粘膜を切開して摘出する。
・視神経の圧迫と内分泌の異常が認められるため、その部分の腫瘍摘出。
・海綿静脈洞にかかる部分の腫瘍は残存させる。
手術室に入り、お医者様たちに「よろしくお願いします。」と挨拶をし、手術台に横になりました。
麻酔科医の先生に「ちょっと怖いです・・・」と弱音を吐いたら、「大丈夫ですよ。起きたら終わってますから。」と優しく答えてくれました。
横になり、点滴から麻酔が入りました。腕がスーッと冷たくなっていくのが分かります。
「aicoさーん、聞こえますかー?」と左肩を触られ、
3回声を掛けられました。
2回目までは、意識がはっきりしていて
「あれ?これって麻酔効くの・・・?」と思って頷いていたのですが、
3回目に声を掛けられた後は、視界が真っ白になって意識を失っていました。