《2025年6月7日》ーカマキリとハリガネムシ | aichanの双極性日記

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千歳・札幌の季節の風景と手びねり陶芸とレザークラフトとアウトドア。
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その内容はブログ〈Zensoku Web〉(https://aichanzw.seesaa.net/)に移しました。

仙台に住んでいたころ、特に子ども時代にはどこでもカマキリを見つけたものだ。

 

オオカマキリ、ウスバカマキリ、コカマキリなど、何度も捕まえて虫カゴに入れ、コオロギなどの生き餌を与えて飼育した。

 

そのうちのオオカマキリが、虫カゴの中に斜めに入れていた細い枝に産卵した。

 

オオカマキリは数匹一緒に入れていたので、オスとメスがいて交尾した後だ。

 

交尾中、メスがオスを頭から食べはじめた。

 

〈オオカマキリの共食い〉

 

そういう話は聞いていたのでさほど驚かなかったが、オスが可哀想だなあとは思った。

 

カマキリが交尾中にメスがオスを食べるのは、そういう習性があるからではなく、動くものをカマで掴んで食べる本能かららしい。

 

そしてそのメスが産卵したわけだ。

 

翌年の春、ほっぽいておいたその虫カゴの中の卵嚢(らんのう)から、小さな小さなカマキリの子どもが、滝が落ちるようにザーッと続いて出てきた。

 

〈卵嚢から出てくるオオカマキリの子〉

 

何百匹(もしかすると何千匹)いるのか数えられないくらい物凄い数の小さなカマキリで虫カゴが溢れた。

 

このままでは全部死んでしまうなと思った私は、当時住んでいた小さな家のごく狭い庭に彼らを放した。

 

生まれたばかりの彼らはおそらく小さなアリとかを食べて大きくなっていくのではないかと思った。

 

昔はどこにでもアリがたくさんいたから、家の小さな庭でも生き延びてくれるだろうと思った。

 

しかし次の日には、放したはずのカマキリの子どもたちの姿が、いくら探しても庭では見つけられなかった。

 

彼らは庭から出て、広い天地を目指したのだろう。

 

大人になって私は北海道に渡った。

 

私は渓流釣りはするしキャンプもするので、自然の中に入ることが多い。

 

不思議だったのは、カマキリの姿を見ないことだった。

 

イナゴやトノサマバッタやコオロギなどはたくさんいた。

 

しかし、カマキリはいない。

 

人に聞くと、ほとんどのカマキリは北海道にはいないが、オオカマキリは北海道にもいるらしかった。

 

けれど、その人もオオカマキリを見たことはなかった。

 

それから何十年も経つが、オオカマキリを私はまだ見ていない。

 

オオカマキリは本当に北海道にいるのだろうか。

 

カマキリといえば、その腹の中にはハリガネムシがいることが多い。

 

〈カマキリの尻から出てきたハリガネムシ〉

 

ハリガネムシは水中に棲む生物である。

 

それがなぜカマキリの腹の中にいるのかわからない。

 

とにかく、カマキリを飼っていると、その腹を突き破ってよくハリガネムシが出てきた。

 

十センチくらいも長さのある薄茶色の細い生物だ。

 

触ってみたら体は案外硬い。

 

それでいて細い体をムチのように激しく曲げて動く。

 

北海道に来て渓流釣りをしていたとき、目の前の流れを下っていくハリガネムシに出くわしたことがある。

 

ハリガネムシがいるということは、オオカマキリもいるかもしれないと、そのとき思った。

 

妄想だろうか。

 

 

【ダイエット記録】目標達成体重より+1.0キロ。