今年元日、能登半島で巨大地震が起きた。
輪島市は軟弱地盤で、そのため杭基礎(長い棒状の鉄筋コンクリート性の杭)のある鉄筋コンクリート造のビルも倒れた。
1981年、国は建築基準法を改定し、震度6まで耐えられるような建物を作るよう定めた。
しかし杭基礎については触れていない。
学者たちが、能登半島地震で倒壊したり傾いた鉄筋コンクリート造のビルを調べた。
すると、多くの場合、杭基礎が破壊されていた。
軟弱地盤では揺れが増幅される。
それで能登半島地震では多くの鉄筋コンクリート造のビルまで被害を受けたのだ。
木造や鉄骨造の建物はもちろんのこと多くが倒れた。
こんな大被害が出たのに国は建築基準法を改定しようとしない。
今、首都直下地震、南海トラフ地震が懸念されている。
関西、名古屋、東京も軟弱地盤である。
東京などはその半分くらいが海を埋め立てて作った人工的な軟弱地盤である。
今さら建築基準法を改定しても、いま建っている建物は地震で潰れる恐れがある。
しかし、これから建つ建物は、新しい建築基準法で建てられれば地震に勝つ。
建築基準法の早急な改定を望む。
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