《2024年8月29日》ー安倍晋三が殺されたのは日本歴史の必然だった | aichanの双極性日記

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安倍晋三が銃撃されて死んでずいぶん経つ。

 

そのニュースは娘のクルマに乗せてもらって孫と一緒にどこかへ向かっているときにクルマのラジオで聴いた。

 

聴いた瞬間、「やったーッ!」と私は叫んだ。

 

娘は驚いて「やだー。人が殺されたのに」とか言った。

 

私が「やったーッ!」と叫んだのは喜んだからだ。

 

安倍晋三は総理になると絶対的な権力を持った。

 

政界はもちろん官界にも権力を及ぼし、さらには検察やマスコミまでをも握った。

 

特に、安倍の伴侶だった安倍昭恵が電通出身ということで、安倍は電通をがっちり握った。

 

日本最大の広告代理店である電通さえ握ればマスコミを思うがままに動かせると知ってのことだ。

 

NHKにはお気に入りの会長(籾井勝人)を就任させ、民放は電通を握ることによって手中に収めた。

 

彼が何をしても政治家たちは深く追求できなくなり、官僚たちも検察官も彼の言うがままになり、マスコミは彼の強権力を指摘できなくなった。

 

なぜなら安倍は官僚の人事権を握り、検察を思うように動かし、マスコミに強い圧力をかけるようになったからだ。

 

ちなみに、『羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテーターを務めるテレビ朝日社員の玉川徹氏(私の出身校である仙台二高の後輩)が、安倍晋三の国葬の話題になったとき、裏で電通が動いているといった憶測を話した。

 

〈羽鳥慎一氏と玉川徹氏〉

 

そのため玉川氏は同モーニングショーのコメンテーターを一時降ろされたが、当時の安倍官邸の動静を見ていればそのような憶測をしたのも無理からぬことだったと思う。

 

それはともかく、官僚たちは安倍のことを忖度して仕事をするようになり、それで森友学園問題や加計学園問題が起きた。

 

政治家やマスコミの追及は安倍ではなく籠池夫婦にばかり向けられた。

 

「桜を見る会」問題でも安倍は平然としていた。

 

訴えられても検察は安倍の味方をするから、もう誰も安倍のことを糾弾できなくなっていることをよく知っていたからだ。

 

安倍政権が集団的自衛権の行使について強行採決したとき、NHKの『クローズアップ現代』でキャスターをしていた国谷裕子は番組の中で「集団的自衛権が承認されれば、日本はまた戦争できる国になるということでしょうか?」と識者に聞いた。

 

〈国谷裕子キャスター〉

 

そのひと言だけで彼女は『クローズアップ現代』のキャスターから降ろされた。

 

彼女はバイリンガルで素晴らしいジャーナリストで外国人とでも流暢(りゅうちょう)な英語で話し合いするできるほどだ。

 

しかし、安倍晋三に任命された当時のNHK会長の籾井勝人は即刻、有能なその彼女を降板させた。

 

安倍官邸の意向を忖度したのだろう。

 

テレビ朝日の『報道ステーション』でキャスターをしていた古舘伊知郎は安倍政権に批判的で、それだけで『報道ステーション』から降ろされた。

 

〈古舘伊知郎〉

 

安倍官邸からテレビ朝日に古舘伊知郎を降板させろと圧力があったのだ。

 

実際に彼らの降板を局に要請したのは官房長官だった菅義偉だったようだが、指示したのは安倍晋三だろう。

 

安倍が札幌に応援演説に来たとき、聴衆の中から「あべやめろ!」という怒声が上がった。

 

すると警官が彼らを取り押さえ、警察署に連行した。

 

あの事件は、北海道警察のトップが安倍官邸のことを忖度して演説場のところに警官を配置し、ヤジを飛ばすようなやつがいれば引っ捕らえろと命じたため起きたのだろう。

 

安倍晋三はそれほどの大権力者になった。

 

日本史を見ると、大権力を持った者はだいたい暗殺されている。

 

織田信長、井伊直弼、大久保利通、大村益次郎などがみなそうだ。

 

日本人というのは、あまりにも強い権力を人間が持つことを喜ばないのだろう。

 

安倍が銃撃されたのは直接的には旧統一教会が絡んでのことだったが、それがなくともいずれ暗殺されていたのではないかと思う。

 

これは口にしにくいが、一時、私は安倍暗殺を本気で考えていた。

 

安倍は、日本最大の右翼「日本会議」に所属し(自民党議員のほとんどが日本会議に入っている。安倍はそのリーダー的存在だった)、日本会議が声高く主張する憲法改正を目指していた(ちなみに森友学園問題で服役している籠池泰典も日本会議メンバーで幹部。瑞穂の国小学校は日本会議のテストケースだったと言われている)。

 

日本会議は憲法改正草案をすでに作っていて、安倍はその草案通りに憲法を変えるつもりでいた。

 

その改正草案を読むと、日本の元首は天皇になっていて(つまり主権在民ではなくなる)、自衛隊は国軍という軍隊になっていて、国民の基本的人権は大きく制限されるという内容になっている。

 

大雑把に言うと明治憲法(大日本帝国憲法)と同じである。

 

それでは改正ではなく改悪ではないかと私は思った。

 

しかし安倍は本気でその“憲法改正”をしようと動いていた。

 

「このままでは日本は潰れる」と危惧した私は、だから安倍暗殺を本気で考えたのだ。

 

当時、私は札幌に住んでいて、東京までの飛行機代を貯めようとしたり、首相官邸の周囲がどのようになっているのかグーグルアースで調べたりした。

 

そうしているうちに安倍は体調不良で総理の職を辞した。

 

私は心の底から安堵した。

 

ところが安倍は総理でなくなっても政界に大きな影響力を持ちつづけた。

 

「やはり安倍は危険な存在だ」と私は思い直した。

 

しかし、そのころの私は千歳に引っ越すことになって身辺が忙しくなっていたから、安倍暗殺のことはしばし頭から離れた。

 

安倍が銃撃されたのは、私が千歳に引っ越して間もなくのことだった。

 

「これで日本は救われた」と本気で安心した。

 

今後、安倍晋三のような強権力者が出てくれば、やはり同じように殺されるだろうと私は思う。

 

 

【ダイエット記録】目標達成体重より+0.0キロ。