今の日本プロ野球界にはちゃんとした年金制度がない。
かつては「プロ野球年金制度」という年金があり、15年以上の加入者は毎年142万円が終身で支給されるという仕組みになっていた。
しかし2011年に廃止となり、それ以降は選手たちは国民年金基金に加入する形になった。
Jリーグにいたっては選手を引退したとしても退職金も年金もない。
国民年金では、年間の年金額は微々たるものである。
だから日本のプロ野球選手たちの多くは、引退後、解説者になったり芸能人になったりして生活を凌いでいかなくてはならない。
それに比べてメジャーリーグ界にはきちんとした年金制度がある。
だから引退したメジャーリーガーたちの多くはカントリー・ジェントルマン(隠居)となって悠々自適な余生を送る。
日本のプロ野球選手たちは、引退すると解説者になったり芸能人になったりコーチや監督になったりして、とにかく働く。
「国民年金基金」だけでは働かないと生きていけないからだ。
だいたい日本人は働きすぎる。
聞けば、定年を過ぎても働くのは日本人くらいらしい。
日本のプロ野球選手の多くがメジャーリーグを目指すのはそのこともあってのことではないか。
日本プロ野球界は年金制度を見直して引退後の支給額を格段に増やしたほうがいい。
メジャーリーグ界に負けないくらいの年金を支給すべきだ。
それは他のプロスポーツ界についても言える。
活躍した活躍しなかったにかかわらず、長く在籍した選手にはそれ相応の年金を支給する制度を確立すべきだと思う。
芸能界も似たようなものらしい。
俳優や歌手ら約9万5千人の芸能人が所属する業界団体が、36年間運営してきた国内唯一の芸能人向け年金制度を廃止したそうだ。
法改正や景気悪化で運営が難しくなったためだという。
だから芸能人の多くもいつまでも引退せず働きつづけるのだろう。
芸能界にも立派な年金制度を確立させるべきだ。
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