障害者就労継続支援B型事業所に通所している。
仕事は簡単だしアパートの前まで送迎してくれるしで、何とか通えている。
昨日は月1回のレクリエーションだった。
こういう事業所は障害者を雇うと国から莫大な給付金がもらえる。
運営にかかる経費を差し引いても給付金は大きく余る。
その金で月1回、レクをやって利用者(雇われた障害者)に還元しようというわけだ。
今月のレクは、隣町の恵庭市のサンマルコ食品の工場見学だった。
「サンマルコ食品」と聞いて私は身震いして参加を断った。
昔勤めていたところで、私がひどいパワハラを受けた工場だからだ。
恵庭に住むKとIという女性がヒステリックに私に絡んできていたのだ。
私はPTSDにまでなり、数ヵ月でそこを辞めた。
それから千歳内のトライアルというスーパーにパートで就職した。
新規開店で、私たちは立ち上げメンバーとして雇われた。
私は鮮魚コーナーに配属された。
鮮魚担当コーナーの新しい責任者は若い男性だった。
他店から3名もの先輩たちがやってきて毎日、彼の仕事ぶりを監視した。
彼がちょっとミスでもしようものなら、3名の先輩から激しい罵詈罵声が浴びせられた。
残酷なほどのパワハラだった。
私たちパートも、その余波を受けてパワハラを受けた。
それらのことを、当時やっていた「Yahoo! ブログ」で詳細に書いた。
するとある日、店長室に呼ばれた。
「呼ばれた理由わかる?」と聴かれて私は首を捻った。
すると店長はA4判の大きな封書を私に差し出した。
なんだろうと思って受け取ると「中を見て」と店長は言った。
私は封書の中に入っていた数枚の紙を引っ張り出した。
それは私が書いたある日の「Yahoo! ブログ」をブリントアウトされたものだった。
そこにはトライアルのパワハラの実態が克明に記されていた。
私は封書の消印を見た。
「恵庭」になっていた。
「心当たりある?」と店長が聞いてきた。
「この差出人に心当たりはあります」と私は答えた。
「こんなこと実名でを書くと、こういうことにもなるんですよ」と店長が言った。
私はブログの中でサンマルコ食品を辞めて千歳のトライアルに入ったことも書いていた。
(これはあのKとIのどちらかの嫌がらせだ)と直感していた。
私が辞めてからもパワハラを続けるなんて、なんてしつこい女たちなんだと私はゾッとした。
ともあれ、そのことがあって私はトライアルを追われた。
私と同時期にサンマルコ食品に入ったおばちゃんも、KとIのパワハラによって数日で辞めた。
そのパワハラの凄まじさを見た私は工程の責任者に「あれはパワハラですよ。まずいですよ」と進言したのだが、取り合ってもらえなかった。
それでKとIは増長したのだ。
そんな嫌な思い出のある工場に見学に行くなんてとんでもなかった。
私は事務所でレザークラフトをしながら時間を過ごした。
ああ、嫌なことを思い出して、またPTSDになりそうだ。
【ダイエット記録】0.1キロ減った。あと2.2キロ。