今回の衆議院選挙で自民党が大勝し、参政党も大きく議員数を増やした。
この結果に私は危機感を覚えている。
自民党に投票した人の多くは女性初の総理ということで高市総理を支持し、そのため自民党票が伸びたのだろう。
高市は、その支持率の高さから、ここで解散総選挙したら必ず大勝できると踏んだのだろう。
その通りになったわけだ。
高市早苗のあの作り笑いに騙された人が多いと思う。
その作り笑いの裏に隠されているものを知って自民党に投票したのだろうか?
高市の本性を知らなくてはならない。
高市早苗はタカ派どころかガチガチの右翼で、日本最大の右翼である「日本会議」のメンバーであり(高市だけでなく自民党議員のほとんどは「日本会議」のメンバーである)、「日本会議」の掲げる憲法改正を進めようとしている。
「日本会議」の憲法改正案では、天皇が元首になっている。
今の憲法では主権在民だが、そうではなくなるのだ。
しかも、国民に愛国心を植え付ける教育に力を入れ、また基本的人権を大幅に制限する内容になっている。
自衛隊は「国軍」という軍隊になる。
戦前の大日本帝国憲法(明治憲法)とそう違わない。
もしそんな憲法に改正されたら、日本は戦前に戻るのだ。
大勝した高市は、「憲法改正に突き進む」と宣言した。
本気でやる気なのだ。
そして、参政党も似たような憲法に改正しようとしている。
この草案でも天皇を非常に重い存在に置いている。
しかも、その改正案には、現憲法の「思想及び良心の自由」や「奴隷的拘束や苦役からの自由」や「言論の自由」などの自由についてまったく記されていない。
どちらの改正案も、戦前の大日本帝国憲法(明治憲法)とよく似ている。
このふたつの政党が日本を動かすことになったら大変なことになる。
そのことを知って国民は参政党を応援しているのだろうか?
参政党は「日本人ファースト」を訴えている。
このことで多くの支持を得たようだが、それだけでこの政党を判断するとえらいことになる。
「日本人ファースト」というフレーズを聞くたびに私は、幕末の日本を席巻(せっけん)した尊王攘夷思想を思う。
天皇をかつぐつもりなら、「攘夷」だけでなく「尊王」でもあり、戦前どころか幕末に戻るようなものである。
ひっどい時代遅れではないか。
ちなみに、「攘夷」とは外国人を打ち払うという意味で、鎖国を続けてきてほとんど外国人との接触のなかった江戸時代末期になって沸騰するように急に出てきた思想だ。
もとは中国の宋学にあるようで、歴代の漢民族王朝は今のモンゴルなどの騎馬民族に攻め込まれることをひどく恐れ、宗の時代になって「周辺の蛮夷(ばんい。漢民族ではない周辺の民族)を打ち払うべきだ」という考え方を書物にまとめた。
それが中華思想である。
漢民族だけが文明を持つ優れた国で、「蛮夷」たちは文明を持たない劣った禽獣(きんじゅう)のような奴らだという考え方である。
万里の長城は秦の始皇帝時代から築かれはじめた。
これは「蛮夷」を防ぐためのもので、その造営は後の王朝に引き継がれていった。
しかし、ときとして「蛮夷」は万里の長城を乗り越えて漢民族の国に攻め込み、制服王朝を建てた。
遼・金・元・清がそれである。
今の万里の長城は堅固で高さもあるので容易には乗り越えられないと思うが、昔は造営の途中だったから高さもなく隙間があったりしたのだろう。
秦の始皇帝の陵墓の中から「兵馬俑」が発掘された。
物凄い数の兵と馬などが焼き物で作られていいるもので、驚くことにそれらはみな実物大で、兵の顔はひとつずつ違う。
たぶん、実在した秦の兵をモデルに造られたのだろう。
その顔を見ると、漢民族的な顔のものもあるが騎馬民族的な顔のものもある。
もしかすると、秦という国は漢民族だけの国ではなく、騎馬民族をも取り込んだ王朝だったのかもしれない。
とすれば、秦の時代には中華思想はなかったように思う。
その後、歴代王朝が「蛮夷」にさんざん悩まされたので中華思想が生まれたのだろう。
参政党の訴える「日本人ファースト」はそういう考え方とは違うと思うが、外国人を差別するという点においては似ている。
「攘夷」とは決めつけられないが、それにやや似ている。
日本は島国だし昔は鎖国をしていたから、外国人に慣れていない。
グローバル化した今の社会において、何とも情けない話である。
日本はもっと積極的に外国人と接するべきだ。
外国の文化は日本とだいぶ違うから、外国人が来日して観光してまわったりすると、日本人にとって非常に迷惑な事柄も発生する。
日本には「郷に入っては郷に従え」という考え方がある。
その土地や集団に入ったら、そこの風俗・習慣に従うのがいい、という意味である。
そんな習慣を持つ外国人は少ないようだ。
歩きながらゴミをまき散らし、人の敷地に無断で入り、泊まった部屋で深夜に大騒ぎをしたりする。
彼らにしてみればそれは当たり前の習慣なのだろう。
そんなことをされては日本人は大迷惑する。
だったら、来日する外国人たちに日本の風俗や習慣を事前に知らしめればいい。
日本政府が各国に対してその努力をし、各国は渡日する人にそれを周知させる。
それでいいではないいか。
日本政府はなぜ、それをしないのか?
不思議でしょうがない。
また、外国人が日本の重要な土地などの不動産を買うことが急増している。
その土地は水源地だったり、マンションは投資のためや民泊にするために買ったりする。
外国人がそんなことをできないような法律を作ればいい。
それだけではないか。
別に「日本人ファースト」なんていう公約を掲げる必要などないと思う。
参政党の議員たちは「攘夷思想」を持っているのだろうか?
だとしたら、また書くが物凄い時代遅れである。
冒頭で書いたように、自民党も参政党も天皇をかつぐ憲法に変えようとしている。
国民の権利や自由を奪う憲法に変えようとしている。
だから私は、自民党だけでなく参政党の躍進にも憂慮している。
【ダイエット記録】目標達成体重より+2.9キロ。


























